EX THEATER ROPPONGI

EX THEATER ROPPONGI

EX THEATER ROPPONGI（イーエックス シアター ロッポンギ）は、東京都港区西麻布に位置する複合劇場であり、EXタワーの2階から地下3階にわたって広がっています。この劇場は、2013年11月30日に開業し、同年に55周年を迎えた[[テレビ朝日]]によって設立されました。そのため、音楽ライブを中心とした多くのイベントや収録が行われ、広く知られています。

開業とイベント

館のこけら落としは同日の『B'z完全招待制ライブ』であり、事前には『ミュージックステーション3時間スペシャル（55時間テレビ）』といった特別な収録イベントも行われていました。これにより、EX THEATER ROPPONGIはライブハウスとしての役割を果たすとともに、文芸やエンターテインメントの幅広い分野で活用されています。

ライブ以外にも、落語やミュージカルなど多様なジャンルのイベントが開催され、特に2015年以降は「童謡こどもの歌コンクール」や第29回東京国際映画祭の上映会場としても使用されています。これらのイベントを通して、多くの人々が集まり各種の文化が融合する空間を提供しています。

スペースと設備

劇場のデザインは、アーティストと観客の一体感を重要視しています。客席は「アリーナ」「バルコニー席（2階）」「スタンド席（3階）」「サイドバルコニー席」から構成されており、収容人数はスタンディング時に1,746人、椅子使用時には920席があります。また、移動観覧席としてのロールバックチェアが配置され、スタンディングおよびシーティングの双方のスタイルに柔軟に対応可能です。

さらに、特筆すべきは天井に設置された日本初のLED照明内蔵型ミラーボールで、演出に応じて自発光し、観客とアーティストの魅力を引き立てます。壁面にはLEDバーが設置されており、視覚的な演出にもこだわりが見られます。また、ステージと客席の間は最大22メートルに設けられ、観客は演者との距離を感じることなく、迫力あるパフォーマンスを体験できます。そのため、床・壁・天井は全て浮構造で設計され、遮音防振性能が確保されています。これにより、音が一層クリアに届けられるようになっています。

収容機能と交通アクセス

更に、施設内には全1,104個のコインロッカーが設置されていて、来場者が安心して荷物を預けられる環境も整っています。公共交通機関からのアクセスも便利で、東京メトロ日比谷線・都営地下鉄大江戸線の六本木駅からは徒歩約5分、千代田線の乃木坂駅なら徒歩約8分です。また、麻布十番駅からも徒歩でのアクセスが可能で、都営バスも利用されたりと、訪れる人々にとって利便性の高い立地です。

災害時の利用

さらに、EX THEATER ROPPONGIは災害時には帰宅困難者を収容する一時退避場所としても開放されるため、その役割が重要です。

このように、EX THEATER ROPPONGIは音楽や演劇、落語などのイベントを通じて、文化の発信地としての役割を果たしています。現代のエンターテインメントシーンにおいて、欠かせない存在となっています。

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